Webライターとして仕事をする上で「もっと楽に、もっと早く、もっと質の高い記事を書きたい!」と思ったことはありませんか?
色々なAIツールがある中で、何を使えば良いのか迷ってしまうことも多いはず。
(少なくとも私はそう)
そんなあなたの願いを叶える最適なAIツール「Gemini」を紹介したいと思います。
天下のGoogleが開発したAIツール「Gemini」は、記事を書く時間をぐんと短縮し、さらにクオリティもアップさせることができるWebライターの強い味方です。
私はどのAIツールよりもGeminiを利用することが多いです。
ただし、どのAIツールを使う時も同じですが、Geminiを利用する上での注意点もあります。では、では、バリバリGeminiを使って、一緒に質の高いコンテンツ作りを実現しましょう。
テキスト生成から翻訳、リライト、情報収集に至るまで、GeminiがWebライターの作業をどのように効率化するか詳しく解説します。
GeminiはWebライターを支える万能AIツール
Geminiは、Google AIが開発した大規模言語モデルです。
膨大な量のテキストとコードを学習し、様々なタスクを実行できます。
日本語版も提供されており、Webライターにとって非常に有用なツールのひとつだと思います。
Geminiの主な機能
Webライターに役立ちそうなGeminiの主な機能をまとめます。
- 日本語対応・無料利用可能:日本語に対応しており、基本的な機能は無料で利用できる。有料プラン「Gemini Advanced」では、入力文字数の拡張や画像生成などの高度な機能が利用可能。
- 最新情報へのアクセス:Googleの検索機能を利用してリアルタイムの最新情報にアクセス可能。ChatGPTはBingが検索エンジンなので、Googleを使えるのはGeminiだけ。
- 1回の質問に3種類の回答:1回の質問に対し、3種類の回答を提示し、複数の視点を得られる。これがむっちゃ便利。色々なバリエーションを読むだけで、アイデアが沸くこともある。
- マルチモーダル対応: テキストだけでなく、画像、動画、音声といった様々なデータを理解・処理できる。
- 高度な機能:Pythonコードの自動生成や画像処理アプリのモックアップ作成など、高度な機能を備えている。
Geminiは天下のGoogleの強みを活かして、英語、中国語、韓国語をはじめ、100以上の言語に対応。専門用語や業界用語なども翻訳できます。
Geminiの無料版・有料版の違い
Geminiには無料版と有料版があり、それぞれ機能に違いがあります。私は早い段階で有料版(Advanced)にアップグレードしましたが、全く後悔していません。違いをいくつか説明します。
Gemini(無料版)
無料版のGeminiでも、さまざまなことができます。以下は、無料版でできることの例です。
- ニュース記事やブログ記事を要約して読む
- レシピや説明書を翻訳する
- 詩や小説などの創作活動に役立てる
- コード生成を使って、簡単なプログラムを作成する
- 質問に答えて、知識を増やす
AIに初めて触れる人が「おお!AIってすげ~」となるには十分な機能を持っています。
私の率直な印象では、ChatGPT3.5よりもGemini(無料版)のほうが高機能に感じます。
とにかく生成スピードが早いし、無制限に利用できるので、色々なことを試せます。
Gemini Advanced(有料版)
Gemini Advancedは高性能な「Gemini Ultra 1.0」モデルを使用しており、精度が圧倒的に高くなります。
長文の読み込みや出力が可能になり、ブログ記事の下書きなどを一度の指示で作成することも可能。
GoogleのWeb検索結果に基づいた回答が繰り出されるので、信頼性も高く、ハルシネーション(AIが嘘をつく)もあまり起きない印象です。
Gemini Advancedは月額2,900円の有料プランです。いつまでかは分かりませんが、Gemini Advancedは2ヶ月無料で利用できます。
とにかく試して欲しいというGoogleの思惑が伝わります。私はGPT4に加えて、Gemini Advancedも利用しています。
2ヶ月使ってみて解約しようと思っていたのですが、あまりの便利さにハマってしまった感じです。
ちなみに、Gemini Adcancedを利用するためには、Google Oneプレミアムプランに申し込む必要があります。
これにより、Googleのストレージサービス「Googleドライブ」のストレージ容量が2TBになります。
私はクラウドストレージとして普段からGoogleドライブしか使っていないので、これもかなりのメリットになりました。
Gemini活用によるWebライターのメリット
Geminiは、Webライターの業務効率と記事品質を劇的に向上させるツールとして注目されています。
実は、専門家の間ではGeminiの評価は高いのですが、ネットでの評価を見ると、ChatGPTやClaude3などに押され気味です。
ここでは、私が感じているGemini活用によるWebライターのメリットを解説します。
メリット1:業務効率アップ
Geminiは、Webライターの業務効率を様々な方法で向上させることができます。
具体的には以下の点が挙げられます。
単純作業の自動化
Geminiを使うことで、記事作成における単純作業をかなりの程度、自動化できます。
例えば、
- 見出し作成
- キーワード挿入
- 関連情報のリストアップ
- 文章の要約
- 誤字脱字チェック
などなど、多くの時間を費やしていた作業を自動化することで、人間にしかできない創造的な作業に集中できるようになります。
情報収集時間の圧倒的な短縮
Geminiは、Googleが持つ膨大な情報データベースを利用できるため、キーワードを入力するだけで関連情報を一気にリストアップできます。
現在のバージョンでは、根拠になるリンクも表示されるようになりましたので、ググるよりも圧倒的に素早く必要な情報にたどり着けるようになりました。
ライターとして競合記事を調べたり、信頼性の高い情報を探すために、かけていた時間が5分の1くらいに短縮されたイメージです。
ざっくりGeminiによる業務効率化を表にしてみました。
作業内容 | Gemini導入前 | Gemini導入後 | 時間削減 |
情報収集 | 1時間 | 15分 | 45分 |
文章作成 | 2時間 | 1時間 | 1時間 |
修正・校正 | 30分 | 15分 | 15分 |
合計 | 3時間30分 | 2時間30分 | 1時間 |
Geminiは、Webライターの業務効率を大幅に向上させるAIツールだと思います。
Geminiを活用することで、より効率的に質の高い記事を作成することが可能になっています。
全く同意します。私もGeminiがないとブログ運営できなくなりつつあります。
メリット2:記事品質向上
Webライターとしての利用という観点で語れば、Geminiは記事品質を様々な方法で向上させることができます。
客観的な視点による文章改善
Geminiは、客観的な視点から文章の改善点を指摘することができます。
文法や表現、構成など、人間では気づきにくい点も指摘してくれるので、より質の高い文章を作成することができます。
SEO対策強化
Geminiは、SEO対策に有効なキーワードや文章構成を提案することができます。
検索エンジン上位表示が至上命題のWebライターにとって、これは大きなメリットと言えるでしょう。
簡潔・論理的
Geminiは、冗長な表現を削除したり、言い換えを提案したりすることで、文章を簡潔にするのが得意です。
長文を作成するのは苦手で、構造化した文章(箇条書き)が多くなりますが、その分、論理的な情報を出してくれるのが強みです。
メリット3:ライティングスキル向上
GeminiをとにかくいじっているだけでWebライターのライティングスキルは向上します。
表現力・構成力向上
Geminiは、様々な文章表現や構成パターンを提示します。
特に素晴らしいのは、どんな問いかけに対しても3つの回答を表示してくれること。
一つのテーマに対しても、様々な切り口があることに気づかせてくれます。
Geminiの提案を参考にすることで、表現力や構成力といったライティングスキルが自然に向上します(たぶん)。
語彙力・文法力の向上
Geminiは、豊富な語彙と文法知識を有しており、適切な言葉や文法の使い方を提示することができます。
辞書を引きながら、コツコツ書いていた文筆家がひっくり返ってしまうような高精度のAIってわけです。
Webライターにとって、これは喉から手が出るほど欲しいスキルではないでしょうか。
自分の中に無い語彙は普通は出てこないもの。
しかし、Geminiからのアウトプットを目にすればするほど、新たな語彙が増えていきます。
メリット3:新たな記事アイデア獲得
Geminiは、Webライターの新たな記事アイデア獲得に役立つツールです。
キーワード入力による関連情報リストアップ
Geminiは、キーワードを入力するだけで関連情報をリストアップしてくれます。
思いつかなかった新たな記事アイデアを獲得することができます。
Google検索から、様々な情報を引っ張ってこられるのが、相当な強みだと思われます。
トレンド情報の把握
Geminiは、最新のトレンド情報を提供できます。トレンドに沿った記事を作成することで、読者の関心を高められます。
また、Geminiは、競合記事を分析し、改善点や差別化ポイントを提示することもできます。
Geminiに指摘してもらった情報をもとに、競合記事に勝る記事を作成することで、アクセス数を増加させられます。
Webライターの記事作成:各工程におけるGeminiの利用方法
GeminiはWebライターが記事作成する時の各工程において、様々な方法で利用できます。
以下に、各工程における具体的な利用例を紹介します。
1. テーマ選定
GeminiはGoogle Trendsと連携しており、特定のキーワードやテーマの検索ボリューム推移を簡単に確認できます。
時間帯や地域別の分析も可能で、より精度の高いトレンド調査が可能になります。
トレンドキーワードから関連キーワードを自動的に抽出することで、思いつかなかったテーマやニッチな市場を発見できるのもメリットです。
TwitterなどのSNSで話題になっているハッシュタグを表示し、リアルタイムなトレンドを把握することもできます。
2. 情報収集
Geminiを情報収集に利用することで、膨大な量の情報を効率的に収集し、必要な情報を素早く見つけられます。
Geminiは、情報源を明示した上で、記事作成に役立つ情報を整理できるのが強みです。
ネット上に根拠がある情報をまとめてくれるので、Google検索する手間を削減できます。
また、これがすごいところなのですが、日本語だけでなく、英語、中国語など、複数の言語で情報収集が可能です。翻訳精度も高く、正確な情報を収集できるのが強みです。
すでにGeminiは言葉の壁を越えています。
海外の最新情報や専門的な文献にもアクセスできるので、専門的な分野の記事の質を高められます。
3. 構成作成
記事の骨格となる構成は、記事の質と読者理解度に大きく影響します。
GeminiはClaude3のような長文作成は苦手ですが、構造化した情報を吐き出すのは大得意。
情報の構造に基づき、記事の論理的な流れを構築する段になるとGeminiの強みが際立ちます。
各見出しの要点を箇条書きでまとめ、記事内容の骨格を作成してくれるので、構成作成の時間は従来の半分以下になるでしょう。
Geminiを利用して構成作成する場合は、記事テーマとターゲット読者を設定し、Geminiに情報収集と整理を依頼すると良いでしょう。
生成されたアウトラインを参考に、独自の情報や分析を加えて記事を執筆するとオリジナリティのある構成となります。
4. 文章作成
記事の骨格となる構成が完成したら、次は読みやすく説得力のある文章を作成する必要があります。
Geminiは、記事のテーマやターゲット読者に合わせた最適な文体を提案してくれます。
Geminiは、冗長な表現や分かりにくい言い回しを検出し、改善点を提案するのが得意です。
SEOライティングの場合は、適切なキーワードを盛り込みながら、自然に読める文章を生成することも可能です。
ただ、これはGeminiの弱みだと思うのですが、そのままでは読めるような文章にはならないことが多いです。
どうしても「箇条書き」でのアウトプットになることが多いです。私は、GeminiのアウトプットをGPTSで読みやすい文章に仕上げてから記事化しています。
5. 校正・修正
記事の質を高めるためには、誤字脱字や文法的な誤りだけでなく、事実誤認や論理的な矛盾なども修正する必要があります。
Geminiを利用すれば、質の高い校正が可能です。以下のような点をチェックしてもらえます。
- 誤字脱字やスペルミスを検出
- 文法的な誤りや句読点の誤り
- 固有名詞や専門用語の表記誤り
- 記事内容の事実誤認や矛盾を検出
- 最新の情報に基づいた正確な情報かをチェック
- 記事全体の論理的な矛盾を検出し
- 冗長な表現や分かりにくい言い回しを検出
- 記事のテーマやターゲット読者に合わせた適切な表現の選定
Geminiを利用して文章の構成や流れを改善し、より読みやすく理解しやすい文章に仕上げられます。
読者の理解度を向上させるために、必要に応じて説明を追加できるように修正案を提示してくれるのも便利な機能です。
Gemini活用における注意点とリスク
Geminiは、Webライターにとって文章生成や翻訳など様々なタスクをこなせる強力なツールですが、便利な反面、いくつか注意すべき点とリスクがあります。
依存しすぎない
Geminiに過度に依存してはなりません。Geminiはあくまでもツールであり、完全にWebライターの代わりを務めさせることはできません。
Geminiに限りませんが、AIツールとは、補助的に「活用」する意識を持ち、以下の点に注意しましょう。
- 出力結果はあくまでも参考として、最終的な判断は自分で行う
- 自分で考え、独自の視点や意見を加える
- 他の情報源も参考に、多角的な視点を養う
Geminiはあくまでツールの一つであり、自分の頭で考え、行動することが重要です。当たり前のことですけどね。
Geminiが役立つ場面もあれば、そうではない場面もあるので、ちゃんと自分で考えて使うことが大事です。
オリジナリティを失わないように注意する
Geminiは、質の高い文章生成機能も備えています。
しかし、そのまま文章を丸写ししてしまうのは危険です。
自分の言葉で表現する機会が減ると、独創性や創造性が失われるリスクがあります。
私はすでにそうなりつつあります(涙)。
自分で文章を作るのが面倒になっており、これは気をつけなければならない点だと感じています。
また、特に注意しなければならない点として、Geminiは検索結果から様々な情報をアウトプットします。出典が不明な情報は、信頼性に欠ける可能性があります。
Geminiの場合は比較的少ないとはいえ、ハルシネーションも生じます。
Geminiの言うことを、そのまま信じてしまうと、とんでもない記事を作成してしまうリスクもあるので注意しましょう。
Geminiを利用する際は、あくまでも参考として、自分の言葉で表現することが重要です。
まとめ
Googleが開発した「Gemini」は、Webライターにとって大助かりのAIツールです。
文章作成、翻訳、情報収集など、記事を書くために必要なことがこれ一つでできちゃいます。
無料で使える機能もたくさんあり、もっと深く使いたくなったら有料版にアップグレードすることも可能です。
Geminiを使えば、記事を早く、そしてより良い内容で書くことができるようになります。
ただし、Geminiに頼りすぎないで、自分の考えやオリジナリティも大切にすることが大切ですね。
Geminiを上手に使って、素敵な記事をたくさん作りましょう!